3月・妙典寺のお稲荷さんとシラウオ獲り
(お断り・お稲荷さんの写真は昨年・平成16年3月14日のものである。
今年は天気が今一つどころか、雪だった。おー寒!)


今年の寒そうな様子(木には雪が)


一度お参りして記帳すると、必ず案内の葉書が来る


場所は宇和島東南部、山裾、宇和津小学校の近く


葉書でくじ引きが。


山門を出ると目の前には宇和島の町が


おまけ・某所にこんな看板が

3月某日・保手川河口でシラウオ(和名・シロウオ)獲りを発見

 

3月某日・裁判所跡地が更地になっていた

 
左は、市立病院裏の裁判所および検察庁があった所(左奥は市立病院)
右は、昨年JR駅裏にできた、司法関係の庁舎。

ついでに、最近の宇和島駅周辺を(下)

左は駅の裏、右は駅前(建物は駅ビルである)
駅前のSLのある部分を押すと、突然音楽が
流れ出す、とは実際にそれをしたS氏の言葉


なおもついでに、懐かしの「キリン館」を発見したので
   
左は大正の頃か?前を須賀川が流れている(当然戦災で焼失前)
中は昭和25年頃か「戦火の果て」という映画がかかっている
右は、かっての面影もない映画館跡地である。病院が二軒できている。


以下はこことはまったく無関係な気分しだいの私の側面である

繋船ホテルの朝の歌    鮎川信夫

ひどく振りはじめた雨のなかを
おまえはただ遠くへ行こうとしていた
死のガードをもとめて
悲しみの街から遠ざかろうとしていた
おまえの濡れた肩を抱きしめたとき
なまぐさい夜風の街が
おれには港のように思えたのだ
船室の灯のひとつひとつを
可憐な魂のノスタルジアにともして
巨大な黒い影が波止場にうずくまっている
おれはずぶ濡れの悔恨をすてて
とおい航海に出よう
背負い袋のようにおまえをひっかついで
航海に出ようとおもった
電線のかすかな唸りが
海を飛んでゆく耳鳴りのように思えた

後略

現代詩評論家の批評によれば、この詩は鮎川の作品の中でも、異色のものらしい。(思想社「現代詩文庫−鮎川信夫詩集」『鮎川信夫粗描』三好豊一郎)
確かに荒れ地を目指す鮎川にしては、甘ちょろい感傷的な言葉が目立つ。
しかし、私が鮎川に惹かれたのは、まさにこの詩からであった。とりわけ

おれはずぶ濡れの悔恨をすてて
とおい航海に出よう
背負い袋のようにおまえをひっかついで
航海に出ようとおもった

この言葉には衝撃を受けた。
これを突き破る、言葉はいまだに私の前には出てこない。
私は詩人でも文学者でもない、ただの市井の凡人である。
だが、言葉の持つ美しさには決して無関心ではない。特に最近の「言葉の乱れ」には怒りを通り越えた、嘆きを感じる。これは、平成の合併による、地名喪失いや地名抹殺に対する共通の嘆きである。

何故か、突然、妙典寺のお稲荷さん向かって自転車のペダルを踏んでいると、この詩が浮かんできた。だから載せる。理由はそれだけだ。

平成16年8月

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